中部部会では「明治・欧化時代の商店」と題した公開シンポジウムを開催いたします。
ぜひご参加ください。
n 日 時:2021年3月6日(土)13:00~16:00
n 開催方法:ZOOMによるオンライン開催(参加者に別途、招待メールを送信します。)
n 開催趣旨:
今回のシンポジウムでは,「欧米商品の流入と欧風文化の受容が盛んであった明治中期に,愛知県下のおもに小売り流通面ではどのような変化が起きていたのか」を検討したい。検討する基本資料は,1888年(明治21年)に発刊された『尾陽商工便覧』『参陽商工便覧』(以下,『便覧』)であり,そこに掲載された数百枚の商店絵図から,各分野の商店や工房,運輸業などを選抜して,それぞれの分野の変化を追ってみる。
この両書については,1年ほど前に風媒社から『尾張・三河 明治の商店 絵解き散歩』という表題で解説書が発刊されたので,その中心的執筆者による2人の報告(尾張・三河を分担)に,明治期から昭和初期までの全国の商店街における商店の開業年間を統計的に分析した報告を加えた構成とした。
今回のシンポジウムは,「絵図」の形で残された明治中期の店頭の状況から,当時の生産や流通,販売の実情や変化を読み取ろうとする新しい試みである。従来の流通研究では,あまり取り上げた例を見ないこうした方法で,今後の研究に新局面を開きたい狙いがある。
式順 |
内 容 |
時 間 |
1 |
開会挨拶 ― 小林富雄(中部部会部会長,愛知工業大学経営学部教授) |
13:00~13:05 |
2 |
趣旨説明・パネリスト紹介 ― 仲川直毅(中京学院大学経営学部講師) |
13:05~13:10 |
3 |
報告1 ― 森靖雄(愛知東邦大学地域創造研究所顧問) 「絵図で見る名古屋・尾張各地の実情」 |
13:10~13:40 |
4 |
報告2 ― 堀江登志実(岡崎美術博物館学芸員) 「絵図で見る東・西三河各地の実情」 |
13:40~14:10 |
5 |
報告3 ― 末田智樹(中部大学人文学部教授) 「近代地方都市の商店街における商店の開業年間とその比較」 |
14:10~14:40 |
6 |
休憩(質問受付) |
14:40~14:50 |
7 |
論点整理とコメント ― 末田智樹(同上) 「森靖雄編著『明治の商店』と近代商業・流通史研究の展望」 |
14:50~15:05 |
8 |
パネルディスカッション |
15:05~15:50 |
9 |
総括 ― 竹内晴夫(愛知大学経済学部教授) |
15:50~15:55 |
10 |
閉会挨拶 ― 松尾秀雄(名城大学経済学部教授) |
15:55~16:00 |
〇申込方法
n 3月4日(木)までに,次の申込フォームにより申込をお願いいたします。なお,定員は100名です。
申込フォーム: https://forms.gle/nQxBH165eZgJidJZ7
n
お問い合わせ先:日本流通学会中部部会事務局・小谷[E-mail : kotani〇cuc.ac.jp(〇は@に変えてください。)]
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